あなたも知らないうちにスメハラ?!スメルハラスメントをしないために

最近よく耳にする「スメハラ」をご存知でしょうか。スメルハラスメント(smell harassment)の略で、ニオイで周囲を不快にさせる嫌がらせのことを指します。セクハラ、パワハラなど誰しも加害者、被害者になりうるのと同様、特に悪気がなくともスメハラを行ってしまっている人が急増中。実際スメハラを行わないためにどうすればいいのか、周囲にスメハラを行っている人がいた場合自分自身の守り方など、今一度見直してほしいことをご紹介したいと思います。

ニオイと一言でいっても色々あります。体臭、口臭、香水、最近急増している柔軟剤の匂い。これらのニオイがやっかいなのは、自分では気づきにくいということ。体臭や口臭は気をつけていても体調や個人によって差がありますし治すことが難しいものもあるでしょう。エチケットとして気をつけ、身内に毎日確認してもらうことも大切です。

問題は、香水や柔軟剤。自分もモチベーションを上げ、いつも好きな香りに包まれていたい、いい香りがすることで印象UPを狙いたい、マナーという意味で習慣化している人も多いのではないでしょうか。家庭をもつ男性であれば、配偶者が洗濯を行う際に柔軟剤を入れていることも多いでしょう。

ここでなぜ最近スメハラが叫ばれ始めたのかということ。ひとつに、女性の社会進出が深く関係しています。女性は男性よりもニオイに敏感であり、それを嗅ぎ分ける能力が高い傾向にあります。そのためちょっとした香りであっても敏感になり、強めの香りは拒絶反応がでてしまいます。また柔軟剤ブームによって香水代わりに活用されていることもある柔軟剤ですが、さりげなく香る程度であれば不快にはならないものの、柔軟剤の種類や量、つけ置き時間によって残り香が強くなり、周囲に迷惑をかける原因となります。

最近では化学物質過敏症の方も増えており、私もそのひとりです。いい香りであろうと強すぎる環境に長時間いると気持ちが悪くなり、吐き気さえしてきます。中には頭痛、めまいなど粘膜刺激症状が香りによって引き起こされます。そして人というのは、香水や柔軟剤など初めこそ香りを認識しますが、慣れてくると自分ではあまり臭わなくなってしまうのです。よく自宅の香りを指摘されても、自分ではほとんど感じないことがありますよね?香水や芳香剤、シャンプーも長期間使用していると香りを感じにくくなっていたものの、新しいものに変えるとすごく香ってくるということもありませんか?こういった「慣れ」がスメハラの根底にあると考えます。家族であればなおさら、家族揃ってニオイに慣れてしまっているので確認できないかもしれません。

対処法としては、親しい知人や友人に助言を求めること。「正直に言って。においどう?」と客観的に判断してもらってください。会社の同僚や親しくない人には「くさいよ」のひとことがなかなか言えません。あげく「あの人においが強いよね」と陰口を叩かれ、言えないがために次第に距離を置かれてしまうことがあるのです。よかれとやっていることが逆効果だったのであればすぐ改善すべきでしょう。

また香水、柔軟剤、ヘアワックス、ボディクリームなど、すべて違う香りを使っている人は要注意。香りにも種類があり、石鹸系、フローラル系、柑橘系など数えればきりがありませんが、それらがバッティングすることで放たれる香りは思っているほどいいものではありません。例えばひとつの香り以外は無香料を選択する、もしくはすべて同じ系統の香りで統一するとスマートに香りを楽しむことができます。

誰かを不快にさせることなく、上手に香りを楽しんで生活に取り入れてほしいと思います。せっかくだからいい香りをさせたい!と思い、しっかり香りをつけると想像以上にスメハラになってしまうようです。そもそも日本人というのは清潔好きな民族。毎日お風呂につかりしっかり洗う人が多いですが、海外にいけばシャワーだけ、毎日洗わないという人も多いのです。しかし体臭は日本人よりも強い傾向にあり、その体臭対策のため香水を振ることが多いとか。自分のにおいを気にするあまり過剰に香りでごまかそうとする必要はありません。今一度自分のニオイを見直し、スメハラにならないよう、またスメハラになっている人がいればそっと助言できる方法を考えてみてください。無意識ほど怖いものはないスメハラ。社会生活を送る上ですべての人に認識してほしいと切に願います。

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