男性用化粧品市場の行方はいかに?

男性用化粧品、スキンケア市場が賑わいをみせている。数年前まで数えるほどしかなかった男性スキンケア商品も、最近ではネット販売をはじめ店頭でもよく目にするようになりました。

男性であっても素肌であるため日焼けダメージやシェービングによる肌荒れに悩む人も少なくない。かといって女性用のローションや美容液を使うには抵抗がある。そんな隠れた需要を逃すまいと各メーカーブランドを立ち上げ始めています。

先日男性用スキンケアシリーズ「ASTALIFT MEN(アスタリフト メン)」ブランドで市場に参入することを発表した富士フイルム株式会社。写真技術を応用し独自のナノ分散技術で微粒子化し、浸透力を高めた保湿成分「Wヒト型セラミド」を配合した美容液をはじめ、洗顔料、化粧水、乳液の全4ラインナップを11月より発売します。

一昔前であれば、男性が肌に気を使うなんて、とか、男性のシワは味があるなどと言われており、何もしないことが男っぽさの証のようなイメージでした。しかし最近では時代の変化とともに男性の美意識が変わり、国内の男性用スキンケア市場は右肩上がり。特にエイジングケアのニーズが高まっているのだそう。

女性目線で言わせていただければ、男性が化粧水やローションで保湿するまでは、乾燥を防ぐのだから特に気にならないが、美容液、乳液を使うとなるとそこには保湿以外の機能性が入り込んでいるため、ハリやキメ、シワ、エイジングケアを目的として使うんだな、という感慨深い思いがこみ上げてきます。

女性の肌と男性の肌ではホルモンの関係もあり何かと違うところが多いでしょう。使う人数もゆるやかに上昇はしていくかもしれませんが、その効果については未知数。女性のように口コミで広がるということも少ない分野ですので、今後どのような広告戦略、売上を伸ばしていくのかとても興味があります。

また女性と違い、男性のスキンケアはビジネスシーンにおいて、清潔感、キチンとした生活を送っているという良いイメージなどにつながるという意見もあるようです。これまではヘアケアやフレグランスが主流であった男性化粧品ですが、実際は皮脂の分泌量も多く、毛穴の黒ずみや角栓で悩んでいた方も多かったはず。そんな男性達にとって昨今の市場の変化は大きく受け入れられていくことでしょう。

年齢とともに女性は水分量が低下し油分も下がりますが、男性の場合はさほど変化がありません。こういった男女の違いをこれまでは見てみぬふりをしてきたのかもしれません。女性には女性用の、男性には男性用の化粧品があってしかるべき。今後ますます男性の肌について研究が進められていき、いつの日かスキンケアが当たり前の世の中になるのかもしれません。

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