乾燥肌で悩まないための知識と対策について

秋から冬にかけて、肌の乾燥は特に気になるもの。かさかさ、白い粉を吹く、かゆくなるなど、顔だけでなく全身の乾燥はうるおい不足から発生します。気温の低下とともに湿度が低くなり、また最近では暖房のきいた部屋に1日中いるなどすると、よほど気をつけていない限りうるおい不足に陥ります。ある程度化粧水やクリームで気をつけているという人でも、もしかすると大切なことを見落として乾燥しているのかもしれません。まずは乾燥肌に悩まないための知識と対策についてしっかり理解して実践してみてください。

●入浴習慣

最近、お風呂で身体を洗う時、タオルでゴシゴシ洗うのではなく、泡を全身に転がすようになじませることが推奨されていることをご存知でしょうか。清潔好きな日本人は、ボディタオルで毎日きれいに洗うことが当然という風潮があり、そのため年代問わず洗いすぎによる乾燥肌の人が多いです。しかし現代の日本人は、外で汗水流して働いたり、土やほこりにまみれて1日を過ごすという人がどれだけいることでしょうか。ゴシゴシ洗うほど汚れていない人が多いにも関わらず、毎日皮膚を洗いすぎることで、必要以上に皮膚を擦り落としている可能性があります。

特に夏はシャワーだけで済ますという人も、秋から冬にかけてはしっかり浴槽にお湯をためて入浴します。日本人特有のこの入浴習慣も、長時間入っていることで皮膚から皮脂や水分を奪ってしまいます。熱めのお湯もまた同様。入浴することは全身の疲れを取り、血の巡りをよくするリラックス効果もあり、悪いことばかりではありませんが、温度、時間に気をつける必要があります。

皮脂の分泌が少ない乾燥肌、敏感肌の人や子供、40代以降の方などは、汚れが気になる部分以外は1日おきに洗う程度で充分です。慣れるまではすっきりしないかもしれませんが、不要な汚れや皮脂はシャワーや入浴時にある程度落とされます。無理に落とすことがないよう、うるおいを逃す洗い方はやめましょう。また脱脂力の強い石鹸やシャンプーなども注意して。乾燥すると思ったらアミノ酸系の洗浄剤に変えるといいでしょう。洗い過ぎない習慣を続けるだけで、乾燥肌が改善するかもしれません。

●入浴後の習慣

次に、お風呂から上がった時にしてほしいことについて。お風呂から上がると身体から湯気がでますよね。この湯気は身体についたお湯が蒸発していますが、同時に皮膚からも水分が出ていっているのです。できれば浴室内で身体の水分をタオルで拭き、そのまま浴室内で顔、体に化粧水やボディクリームなどの保湿剤を与えてください。皮膚が水分を含んでいる間にケアすることで、保湿剤が入りやすくなります。保湿剤にも様々な種類がありますが、乾燥が気になる方はオイルがおすすめです。いつもの化粧水にオイルを混ぜてもいいし、ひじやひざ、かかとなど角質の厚い部分になじませると角質が柔らかくなります。全身に使うのであればたっぷり使えるべたつかないものを選んでください。

浴室内でケアする理由は、できるだけ水分が皮膚にあるうちにケアすることと、浴室内は湿度が高いので肌の乾燥が進まないということ。全身を毎日ケアするのは面倒と感じるかもしれませんが、こういった習慣が何より乾燥を防いでくれることにつながります。保湿剤も高価なものではなく、コスパのよい大容量で大丈夫。ケチると効果も半減します。

今回は入浴に焦点をあてて乾燥対策をみていきましたが、入浴に限らず朝の洗顔も洗いすぎは禁物。たっぷりの泡で、夜のスキンケアと余分な皮脂を洗い流すイメージで、こすらずぬるま湯で。皮膚は外界の刺激や紫外線、摩擦から肌を守り、水分が出ていくのを防ぐのが本来の役割です。乾燥で肌のバリア機能が弱まらないように、また乾燥が続くとしわやシミ、皮脂の過剰分泌などエイジングサインや肌トラブルも増加してしまいます。正しいケアと知識で乾燥に強い肌を維持していきましょう。

年齢とともに肌内部にある水分を保持するセラミドが減少していきます。そのため保湿剤にはセラミドや尿素などを配合したものがおすすめ。1年中うるおった肌、強い肌を育んでいきましょう。

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